四国霊場 第五十一番札所 石手寺

熊野山(くまのさん)虚空蔵院(ごくうぞういん) 石手寺(いしてじ)

更新 2020.8.2 8.7


撮影: 2015年(平成27年)7月21日
本尊: 薬師如来
場所: 愛媛県松山市石手二丁目9番21号
TEL: 089-977-0870

この石手寺は、神亀5年(728年)伊予国の太守越智玉純が霊夢により熊野十二所権現を祀り伽藍とした。
その後聖武天皇の勅願所となり翌年の天平元年(729年)行基菩薩が薬師如来を自ら刻み、
本尊として安置し安養寺と号して開基したといわれる。
弘仁4年(813)年により宗派が法相宗から真言宗に改められた。
寛平4年(892年)衛門三郎再来の伝説によって、寺号を石手寺と改めた。
その伝説については、やや詳しく後記する。

納経所

鐘突堂へ行って鐘を撞く

三重の塔・阿弥陀堂・一切経堂

絵馬堂・護摩堂

元気再生の堂・鬼子母神堂

水天堂・都卒天堂・お山四国登り口

宝物殿

本坊・お茶席へ・蓮花蕾


下記は、仁王門・本堂・大師堂 です。

上記以外へのお参り等のページは、現在作成中です。

撮影: 2015.7.21 日

仁王門 表側

本瓦葺きの大変大きな堂々たる建物です。
1318年(文保2年)の建立で国宝となっています。
写真にも見られるように、
超大な藁草履が祀られています。


仁王門表

仁王門 裏側

本堂付近から眺めた仁王門です。
左側に少し見えている建物は茶堂です。
このお寺の特徴の一つである
大きな五鈷杵(ごこしょ)が、
左下に少しだけ見えてます。
五鈷杵は、いかなる煩悩や苦悩も破壊する
とされている密教で使われる法具だそうです。

仁王門裏



本堂遠景

仁王門から入って左側から見える本堂です。
本尊は薬師如来。衣食住を満たし、
延命をかなえ、病気を治します。
鎌倉時代の建立で、国の重要文化財です。
左下に小さく、修行大師の姿像も見えます。

仁王門を通して

本堂仁王門を通して眺める

仁王門の出入り口が額縁のようになって、
本堂が絵に描かれたように
鮮やかに、かつ厳かに映し出されてます。
五鈷杵も見えます。
本堂


大師堂

厳かな雰囲気の中に、
鈴鳴らしの紐がやや鮮やかで特徴的です。
この堂の裏側の壁は落書きできるように
なっていて、この堂を別名落書堂とも呼ばれて
いるようです。
かつては、夏目漱石や正岡子規らも,
落書きしていたようです。
大師堂

左側が大師堂とその右奥の鬼子母神

写真左半分が大師堂の一部です。
その右側奥が
鬼子母神が祀られている所です。
左が大師堂 右鬼子母神


大師堂内部

蝋燭が灯され、菊花が供えられた中央に
お大師さまが鎮座しています。
これ又、厳かな雰囲気です。
大師堂内部



大師像2

お大師さまの鎮座お祈りの様子が
よく分かります。
大師像2right

大師像3

お大師様のお祈りのお顔が、
深く穏やかです。
大師像3


  以上撮影: 2015.7.21 日

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