f sikok88 61 香園寺

四国霊場 第六十一番札所
香園寺 (こうおんじ)

栴檀山(せんだんざん)教王院(きょうおういん) 香園寺(こうおんじ)

このページ作成 2020.9.9  更新2020.9.21


撮影: 2015年(平成27年)7月22日
本尊: 大日如来
場所: 〒799-1102 愛媛県周桑郡小松町南川甲19
    (新) 〒799-1102 愛媛県西条市小松町南川甲19
TEL: 0898-72-3861

香園寺の開基は、聖徳太子である。
寺伝によれば、用明天皇の病気治癒平穏を祈願して、
皇子である聖徳太子が建立したと伝えられる。
そんな折、夢の中に、
七彩の雲と天より降りた金の衣を着た白髪の老翁が現れ、
本尊の大日如来像を安置したとも伝えられている。

これにより、天皇のご病気は治癒し、
天皇から、このお寺の院号として、「教王院」を賜った。

後に、天平年間(729~749)には、行基菩薩が、
ここを訪れ、お堂を建てて多くの信徒を悩み・苦しみから救った。
また、大同年間(806~810)には、弘法大師が、
この寺に訪れている。
その際のある日、門前で身重の夫人が難産に苦しんでいました。
それを見た弘法大師は、栴檀の香を焚いて加持祈祷を行った。
その甲斐あって、元気な産声をあげて男の子が誕生した。
これが縁起となり、大師は、唐から持ち帰った小さな金の大日如来像を
本尊の胸に納め、再び栴檀の香を焚いて、
安産・子育て・身代わり・女人成仏を祈る四誓願の護摩修法をされて、
寺に遺し、この寺を霊場に定められた。
香園寺が「子安の弘法大師」といわれる由縁はここにある。

また、大師は塔中六坊を創建し、自らもその一坊に入った。
また、本尊の脇仏不動明王を彫刻してのこした。

これ以来、七堂伽藍を整えた寺として栄えたが、
後の、天正の兵火で焼失した。
明治時代後期から大正時代にかけて山岡瑞園大和尚が再興し
令和時代の今に至っている。

鐘撞堂(鐘楼)へ行って鐘を撞く
  更新2020.9.10

手水所・子安大師堂・聖徳殿・遍明堂 等 へ行く
  更新2020.9.13

納経所・庫裏・蝋燭線香立て・駐車場・庭花 へ行く
  更新2020.9.21


下記は、大聖堂の【 建物周囲 及び 一階内部 】の様子です。

その他のお堂等への拝観のページは、現在作成中です。

撮影: 2015.7.22 日


大聖堂 建物表側

大変大きくて、現代的な建物です。
一見、いや、いくら見ても、お寺とは思えません。
間違った所へ来たのかと心配になりました。
実際、この時は、参拝者は一人も見かけませんでしたから、
尚更不安になりました。
きょろきょろしながらも、勇気をもって、建物の中央付近へ
近付いてみました。
寺号を書いた名札が目に入り、
「 あゝ、ここだ、やっぱり。」
と、やっと安堵しました。


大聖堂

大聖堂 中央より左側

大聖堂中央より左側の様子です。
建物が大きくて、カメラで全体像が撮れなくて
中央、左側、右側 と 三か所に分けた中の、
左側です。中央は一つ先の写真です。

大聖堂 左

大聖堂 中央より右側

境内内部から見た仁王門の内側状況です。
表側(外側)ほどには堂々とした感じには、
見えませんが、それでもかなり威厳があります。
門を潜ると石段を少し降りたら、
細い道路一つ隔てて駐車場になります。

大聖堂 右

大聖堂一階内陣

大聖堂一階内陣です。
中央に大日如来像が、その両脇には屏風が。
この屏風は神を描いたものです。
どんな神かは分かりませんが、
立派な屏風の神です。
この大日如来像を礼拝することで、
2階にある本堂の大日如来を拝むことと
なるようです。

一階内陣

大聖堂一階内陣 大日如来像

大日如来像です。
背景には曼荼羅(?)が飾られています。。

大日如来像

大聖堂一階内陣 大日如来・お顔

大聖堂一階の大日如来のお顔です。
穏やかなほんのりとした様子です。
大日如来像2

大聖堂 左端付近

大聖堂の左端付近の様子です。
建物左端に階段が設置されていて
ここから2階へ上がります。
大聖堂左端付近



大聖堂右端付近

大聖堂の右橋付近の様子です。
右側には木の茂みがありますが、
その少し右向こうに聖徳大使堂があります。
大聖堂右端付近

大聖堂内 掲示紙

本堂と大師堂は2階に設置してある
という掲示です。
この掲示を読み損なって、
2階に行かずじまいになりました。
1階で参拝したのだから、まあいいか。
本堂・大師堂 案内掲示紙

大聖堂内陣 神屏風左側

大聖堂一階中央の遥拝所から拝める内陣に、
6神の神々を描いた屏風が立つられています。
そのうちの左側3神の屏風です。
これら神々の名前はよく分かりません。
屏風左

大聖堂内陣 神屏風右側

大聖堂一階中央遥拝所から拝める内陣に、
据えられた屏風の右側半分です。


屏風右


  以上撮影: 2015.7.21 日

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