やや黒ずんだ濃い青色の花です。
山紫陽花の黒姫という品種の花です。
黒姫というから真っ黒い花かと思いますが、
写真のようにはやや黒ずんだ青っぽい花です。
黒姫という花名の出どこは、
黒姫山に生息していたから、
とか、花の色がかなり黒いから、
とかがあるようですが確実なことは分かりません。
我が家の黒姫では、
枝によってはもっと黒い色の花もあります。
もっと赤味がかった色の花もあります。
枝や、咲いてから経過した日にちによって色々です。
土の種類にもよるのでしょう。
写真は上から下へ、ほぼ撮影日の早い順です。
写真の中に撮影年月日を記載してあります。
紫陽花(あじさい)[山紫陽花も含めて]は面白い花です。
大きな花びらのようなものは、真の花ではなく、
萼片が退化したものだとか。
それを装飾花と呼ばれているのだそうです。
簡単にいうと、受粉してくれる蜂や蝶を呼び寄せる
ために目立つように着飾っているものということ
のようです。
咲き方で大きく分けると、手毬型と額とに分けられます。
手毬型は手毬咲きと言われて、手毬のような丸い形
をしていて、その表面は装飾花で覆い尽くされて
いるものです。
他方、額型は花全体の外周だけに装飾花が付いていて
それら装飾花よりも内側表面に小さな粒のような
多数の花(それを真花と呼ぶ)が付いている型の花を
額紫陽花(がくあじさい)と呼んでいます。
装飾花が額縁の役目をして、その内側に絵や書画
(今は真花)が飾られているというところでしょう。
写真6, 8, 9, 10 をみれば、そのことがよく分かります。
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