梅雨空の中、鮮やかに咲いています。
咲き始めは純白ですが
徐々に赤みを増して行きます。
そんな様子を写真で追ってみました。
写真1 ~ 13 までに、その様子を
掲載しました。
その様子の説明は各写真上部に記述しました。
紫陽花(あじさい)は元々日本が原産地のようですが
中国経由で1789年頃ヨーロッパに渡り、
品種改良がなされて、その名をハイドランジアと呼ばれ、
日本に逆輸入されたのだそうです。
紫陽花は花房(はなぶさ:花全体)の形から2種に分けられます。
(1) 花房が丸く手毬のような形をしているものと、
(2) 花房内の外の方を取り巻く装飾花で作られる形が
額縁のようになっているもの2種です。
前者を手毬咲き(てまりざき)、
後者を額紫陽花(がくあじさい)と呼んでいるようです。
ここに掲載した紫陽花(あじさい)は山あじさいの
額紫陽花(がくあじさい)です。
多くの写真にその額の形をしているのが伺われます。
やや丸い額に見えるのもありますが、
通常は長方形に見えるのが多いようです。
額を形成するのは、装飾花と呼ばれるものです。
通常はこれを花の美しさとして鑑賞しています。
この装飾花の4枚の萼片(がくへん)の中央に
小さな粒が見えます。
これは、元々「両性花」として活躍していた残骸で、
今は退化して多くは「中性花」となっています。
中世花は、
咲いたとしても雄蕊や雌蕊がなかったりとなっています。
だから種子を着けて子孫を残すことはありません。
花房の中央部分には
多数の小さい粒々のものが見えてます。
この部分を「真花」と呼んでいます。
真花と呼ぶのは、雄蕊・雌蕊・花弁 がすべてそろって
活躍していて、真の花という意味からです。
活躍する雄蕊と雌蕊があるので「両性花」とも言います。
上記のことからして、真花は本当の花が咲くはずです。
その真花を拡大して撮影したものがあります。
それは、昨年掲載したものです。
その写真の中に、雄蕊・雌蕊・花弁 等があります。
それらの存在位置を記入してありますので、
真花の存在を確認することができます。
紫陽花(あじさい)は、色々のことがあって、面白いですね。
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