我が家で咲いている山野草の花

額紫陽花(がくあじさい)


 別名 七変化(しちへんげ)
 撮影  2023.5.27, 5.31

写真1 額紫陽花(がくあじさい) 満開
額紫陽花
写真2 一房を拡大撮影
額紫陽花2
写真3 装飾花 を拡大撮影
額紫陽花3
写真4 真花の全体像
額紫陽花4
写真5 真花の拡大撮影
額紫陽花5
写真6 装飾花と真花の拡大撮影
額紫陽花6

草齢、環境、日当たり、土、肥料、水、
分類、特性、原産地、花言葉、感想 は下記にあります。

   草齢 ----- 29年
   環境 ----- 庭植え
   日当り ----木漏れ日
   土 ------- 赤土主体
   肥料 ----- 春先に化成肥料1度
   水 ------- 自然の雨
   植替 ----- なし
   分類 ----- ユキノシタ科アジサイ属、落葉低木
   特性 ----- やや日陰を好む、乾燥と痩せ地を嫌う。
   原産地 --- 日本
   花言葉 ---

  

  花の様子 感想

 梅雨空の中、鮮やかに咲いています。
白にピンク色が掛かった額紫陽花(がくあじさい)です。
美しく穏やかな花です。

紫陽花(あじさい)は元々日本が原産地ですが
中国経由で1789年頃ヨーロッパに渡り、
品種改良がなされて、その名をハイドランジアと呼ばれ、
日本に逆輸入されたのだそうです。

紫陽花は花房(はなぶさ:花全体)の形から2種に分けられます。
(1) 花房が丸く手毬のような形をしているものと、
(2) 花房内の外の方を取り巻く装飾花で作られる形が
額縁のようになっているもの
の2種です。
前者を手毬咲き(てまりざき)、
後者を額紫陽花(がくあじさい)と呼んでいます。

ここに掲載した紫陽花(あじさい)は額紫陽花(がくあじさい)です。
写真2 にその額の形をしているのが伺われます。
やや丸い額に見えますが、通常は長方形に見えるのが
多いようです。

写真3 と 写真5 が額を形成する装飾花の2,3個です。
通常はこれを花の美しさとして鑑賞しています。
この装飾花の4枚の萼片(がくへん)の中央に
小さな粒が見えます。
これは、元々「両性花」として活躍していた残骸で、
今は退化して多くは「中性花」となっています。
中世花は、
咲いたとしても雄蕊や雌蕊がなかったりとなっています。
だから種子を着けて子孫を残すことはありません。

写真2, 4, 5 にありますように、花房の中央部分には
多数の小さい粒々のものが見えてます。
この部分を「真花」と呼んでいます。
真花と呼ぶのは、雄蕊・雌蕊・花弁 がすべてそろって
活躍していて、真の花という意味からです。
活躍する雄蕊と雌蕊があるので「両性花」とも言います。

上記のことからして、真花は本当の花が咲くはずです。
その真花を拡大して撮影したのが、写真5です。
写真の中に、雄蕊・雌蕊・花弁 等があります。
それらの存在位置を記入しましたので
真花の存在を確認することができます。

紫陽花(あじさい)は、色々のことがあって、面白いですね。


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