写真1, 2, 3 は山吹(一重咲き)です。
山吹はバラ科ヤマブキ属です。
写真4, 5, 6 は白山吹(一重咲き)です。
白山吹はバラ科シロヤマブキ属です。
このように、山吹と白山吹とは、
厳密には異なる種類の花木です。
一重の山吹の花は5弁(写真2)で雌蕊は5~8本ある
ようです(写真3)。
(一重の)白山吹の花は、4弁(写真5)で雌蕊は4本です(写真6)。
こんな所から、両者の区別ができます。
写真3では山吹の雌蕊が5本確認できます。
雌蕊(の花柱)が雄蕊(の花糸)よりも太い
ことから、区別ができ易いです。
どこかにまだ隠れている雌蕊があるかも知れない
様子ではありますが。
写真6では白山吹の雌蕊が4本確認できます。
雌蕊(の花柱)が雄蕊(の花糸)よりも太く、
かつ、長く伸びていることから、
区別がはっきりとできます。
4本以上はありそうには思えません。
このように、雌蕊の数で違いを見付けることが
できます。
白花の山吹(山吹の白花)と言えば、
白山吹のことを指すのではありません。
山吹の中に、わずかではありますが、
白い花を咲かせるものもあるようです。
それを白花の山吹(山吹の白花)というのだそうです。
間違わないように呼ばなければいけないと思います。
白山吹の雌蕊が4本であるのに対して、
白花の山吹は雌蕊が5本以上あるはずです。
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