我が家の果樹の花と実

  林檎(りんご)・徳島3号の花と実


 別名:
 撮影  花:2023.3.29~4.1
    果実:無し

写真L1 3月29日 咲き始め
 林檎(りんご)は枝の1箇所から4, 5個の花が
 群れて咲くようです。
 しかも、中心部にある中心花(ちゅうしんか)
 と呼ばれる花がまず先に咲ようです。
 その後周りの花{側花(そくか)と呼ばれる}が咲きます。
 この写真は、中心花が咲き側花はまだ蕾の状態を
 捕らえています。
 中心花は1個、側花(蕾)は4個見えます。
林檎・徳島3号 花1

 写真L2 3月31日 側花も数個開きました。
林檎・徳島3号 花2

 写真L3 3月31日 高い所で咲いている様子。
 左上部の丸い橙色のもの2個は夏みかんの実です。
 面白い取り合わせですね。
林檎・徳島3号 花3

 写真L4 4月1日 5個の花全部開花
 1番下の花には何か白いものが
 ぶら下がっています。
 その部分を拡大撮影したのが次の写真L5です。
林檎・徳島3号 花4

 写真L5 4月1日 花の中心部拡大
 写真L4にある1番下の花を
 やや角度を変えて撮影拡大した写真です。
 やはり何かがぶら下がっています。
 花弁のなり損ねでしょうか,それとも
 雄蕊の花弁化への変容でしょうか。
 梨(なし)では雄蕊の花弁への変容がみられます。
林檎・徳島3号 花5

 写真L6 4月1日 花の中心部拡大
 雌蕊と雄蕊がかなりよく見えます。
 雄蕊を数えると、丁度20本でした。
 雌蕊は1本が5裂しているのが通常のようですが、
 3本しか見えませんでした。写真中の赤数字3は
 2本が重なっているような気がします。
 それでも4裂です。
林檎・徳島3号 花6

 写真L7 4月1日 花を横から撮影
 花の各種要素の名称を記入してみました。
林檎・徳島3号 花7

草齢、環境、日当たり、土、肥料、水、
分類、特性、原産地、花言葉、感想 は下記にあります。

   樹齢 ----- 挿し木後葯26年
   環境 ----- 鉢植え後庭植え
   日当り ----半日陰
   土 ------- 赤土主体
   肥料 ----- 春先に化成肥料1度
   水 ------- 自然の雨
   植替 ----- なし
   分類 ----- バラ科リンゴ属
   特性 ----- 日当たりで水はけよく冷涼好む
   原産地 --- 西欧、西部アジア
   花言葉 --- 花:選択、果実:誘惑

  

 A. 花の様子 感想

白に薄紅色の入った穏やかで清楚な花です。
蕾(つぼみ)は濃い紅色で魅惑的です。(写真 L1, L2)。
これなら、花観賞用にも十分なります。

書類等によると、林檎の花弁は5枚、
雌蕊は1本5裂となっています。
今回咲いた我が家の花では、各種角度から撮影した
写真では、花弁は4枚以下で雌蕊は4裂以下です。
写真 L6, L7 参照。
実際に花を分解して調べてみないと本当のことは
分からないかと思います。

或いは又、写真 L4, L5 にありますように、
少し日にちが経つと、雄蕊が花弁に変身(変容)する
ようなこと等もあるのかも知れません。


バックミウジックを聞く
音量を小さくしてから ↓↓



  

 B. 果実の様子 感想


この林檎の木は初の開花であったためか、
結実しませんでした。
もっとも、他種の受粉樹が無く、
杏(あんず)の花で試みもしましたが、
だめでした。

ここに掲載したこの林檎の木は、約35年前に購入して
植え付けた木を、その後その枝を挿し木して育てたものです。
親木は徳島3号という品種で、何年間かよく結実していました。
実(み)は普通の林檎よりもやや小振りでしたが、
中味は白っぽくて柔らかく、林檎の味は十分にする
楽(たの)しい林檎でした。

故あって、この木を伐採しなければならなくなり、
その木の枝を挿し木したのが今育っている木です。
挿し木で根付いたときには、鉢植えとして育てましたが、
10年近く待っても開花しないため、庭に地植えしました。
それから4,5年後の今年やっと花が着きました。

結実させるためには異種林檎の花粉が必要です。
以前は姫林檎も植えてありましたので受粉結実
したのでしょうが、今年は受粉樹はありません。
杏(あんず)の花で人工授粉してみましたがだめでした。
この地南国では自然交配も期待薄でした。

来年こそはと、異種林檎の苗を捜しまわって、
やっと、品種「津軽」という林檎の苗を見つけて
1,280円で購入しました。
この苗木、来年は開花しそうにありません。
再来年に期待して待つことにします。

果実の撮影年月日 果実の写真なし




園芸種の花、果樹の花・果実 は下記