我が家の果樹の花と実

  梨(なし)・豊水(ほうすい)の花と実


 別名:
 撮影  花:2023.3.23~3.28
    果実:2023.4.20~7.19

 写真L1 3月23日 咲き始め 上部は蕾
梨・豊水 花1

 写真L2 3月23日 近くで撮影
梨・豊水 花2

 写真L3 3月25日 沢山咲き出した。
梨・豊水 花3

 写真L4 3月25日 1花拡大撮影
 雌蕊が5本ほぼ真っ直ぐに立ち上がっている。
 花柱は黄色、柱頭もほぼ黄色
 1箇所2本が重なってほぼ1本に見える。
 雄蕊は多数(20本余り)、花糸は白、葯はピンク
 花弁(花びら)5枚、白色。
梨・豊水 花4

 写真L5 写真4とは別の花 3月27日
 写真中の撮影月が5月は3月の間違い上記が正
 雄蕊が伸びきると葯は茶色
 花糸は白のまま。
 雄蕊の数を数えたら25本ある。
 雌蕊は5本(写真中黒矢印)
 で花柱・柱頭 共に黄色
梨・豊水 花5

 写真L6 3月28日 雄蕊の葯が花弁に変容
 写真下端のほぼ中央から白い花糸が
 上に向かって伸びている。
 その先(写真上部)で花弁となって
 白く広がっている。
 他の雄蕊は、通常通り花糸は白く
 葯は茶色の小さい塊のままである。
 この変容は次の写真L7でも確認できる。
梨・豊水 花6

 写真L7 3月28日 雄蕊の葯が花弁に変容 No2
 雄蕊が赤いからまだ若い花でしょう。
 この花の雄蕊の2,3本が花弁に変容しています。
 写真左下の白い広がりがもその一つです。
 その白い花弁の右側を辿って行くと
 白い花糸に行き、それが花の中心部から出ています。
 雄蕊の葯が花弁に変身した証拠です。

 その花弁のすぐ右下に、赤い葯の先から白いものが
 出かかっているのが見えます。
 これ、即ち、葯が花弁に変身しかかっている最中です。

 写真右下にも、白く広がっているものが見えます。
 これも葯の花弁への変容(変身)です。

 梨の花は面白いものですね。

  写真L7 説明は上記
梨・豊水 花7

 写真L8 3月25日 沢山咲き出した。
梨・豊水 花8

 写真L9 3月27日 雄蕊の葯が花弁に変身No3
 元からある花弁5枚の内側に
 少し小さい花弁4, 5枚が増えた。
梨・豊水 花9

 写真L10 3月28日 雄蕊の葯が花弁に変身No4。
 八重咲き完成 葯が変容した花弁も大きくなり
 八重咲きの様相が十分しだした。
梨・豊水 花10

草齢、環境、日当たり、土、肥料、水、
分類、特性、原産地、花言葉、感想 は下記にあります。

   樹齢 ----- 4年
   環境 ----- 鉢植え
   日当り ----昼過ぎまで良
   土 ------- 鹿沼土4:赤玉土3:腐葉土3
   肥料 ----- 春~初夏に液肥3~4度
   水 ------- 夏はやや多め
   植替 ----- 1度
   分類 ----- バラ科ナシ属
   特性 ----- 日当たり水はけを好む
   原産地 --- 日本、中国、ヨーロッパ
   花言葉 --- 情愛

  

 A. 花の様子 感想

梨の花は桜に負けない程に素晴らしい花です。
ここに掲載した梨の品種は豊水です。
豊水の果実は店でよく見かける品種ですね。
写真のように花弁(花びら)はほぼ純白です。
清潔そうな美しい花です。

花弁は5枚で、雌蕊は5本、雄蕊は(多分)25本です。
雄蕊は多数あるので全ての花で数えるのは無理で、
分解して数えたわけではありませんが、
写真に写っているのを立体的に考慮して、
25本だろうと勝手にきめました。
花弁5枚(雌蕊5本)の各1個について5本(即ち5倍)、
で5掛ける5は25本となりすこしは論理性もあるかな?。

ところが、この花、少し変わっていて
(他の花もそうかも知れませんが)、
雄蕊(おしべ)の葯(やく)が何個かが
花弁に変身(変容)するのです。
だから、元々一重5枚の花弁ですが、10枚前後に増加し、
八重咲きの様相となります。

写真L6とL7 は何個かが変容しかかっている様子です。
写真L9とL10が変容が終わった時期の状態です。
これら4枚の写真から、葯から花弁への変化の様子が
よく分かると思います。
こんなこともあるんですね。

一応、この木は「豊水」という梨の木であることを
確かめるために、この木(まだ苗であった)を購入した時に
付いていたラベル(今も付いている)を撮影して、
掲載しました。それが写真 R9 と R10 です。
全く純粋な豊水でも、一重咲きと八重咲きの両方が
一つの木(株)に咲くのでしょう。
豊水だって改良元の株が2種以上あるはずだから。


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 B. 果実の様子 感想


果実は写真R1~R8に掲載しました。
この順番に日にちが経過しています。
段々果実が生長してゆく様子が窺えまっす。
写真を見ただけでは、大きさは判断できません。
一応、大きさの概略値を写真中に記入してみました。

果実最後の写真R8では、
アオバハゴロモが果実の上部に留まっています。
甘い汁でも吸っているのでしょうか。
数時間後に気がつき、逃がしてやりました。

この果実、まだ生長していますので、
このページでその様子を更新してゆく予定です。

果実の撮影年月日 2023.4.20~7.19


写真R1 4月20日 幼果が2箇所結実
梨・豊水実1

写真R2 4月20日 幼果を拡大撮影
 天に向かっていい感じ 幼果らしい
梨・豊水実2

写真R3 5月3日 幼果がやや肥大
梨・豊水実3

写真R4 5月26日 梨らしい姿となる。
 幼果の緑色から茶色に変化 直径約15mm
梨・豊水 実4

写真R5 6月7日 直径約20mmに生長
 表面の粒状のものがしっかり見える。
梨・豊水 実5

写真R6 6月26日 直径約40mm
 かなり大きくなった。もう大人の感じ
梨・豊水 実6

写真R7 7月13日 直径約70mm
 茶色がより濃くなった。
梨・豊水 実7

写真R8 7月19日 直径約80mm
 何だかもう食べられそう。
梨・豊水 実8

写真R9 7月19日撮影
  梨・豊水 苗木購入時(2015年)のラベル
梨・豊水 実9

写真R10 7月19日撮影
  梨・豊水 苗木購入時(2015年)のラベル裏面
梨・豊水 実10



園芸種の花、果樹の花・果実 は下記