招霊の木(おがたまのき)・紅花
紅花唐種招霊(べにばなからたねおがたま)

別名:唐招霊(トウオガタマ); 唐小賀玉 (トウオガタマ);
   ポートワイン; [単に]カラタネオガタマ;
   バナナブッシュ;バナナマグノリア;
   バナナノキ

我が家の庭で咲いている花


写真1 ふっくらと開花しました。
紅花k唐種招霊
写真2 開花直前3個のつぼみ
紅花k唐種招霊2
写真3 ふっくらとしたつぼみ」を拡大撮影
紅花k唐種招霊3
写真4 花の構造:昨年撮影した写真を拝借
紅花k唐種招霊4
撮影 --- 2025. 5.1, 5.11
このように育ててみました。

樹齢 --- 26年
環境 --- 鉢植え
日当り - 半日陰
----- 鹿沼土4:赤玉土3:腐葉土3
肥料 --- 春~秋に液肥3~4度
----- 普通、春~晩夏はやや多目
分類 --- モクレン科オガタマノキ属
原産地 - 中国
特性 --- 日当たり(花付きは良い)半日陰どちらでも育つ。
    日当たりの方が花付きは良さそう。
花言葉 -

花の様子・備考 ---

招霊の木(おがたまのき)の様子です。
紅花唐種招霊(べにばなからたねおがたま)
の花です。
招霊の木(おがたまのき)。紅花 とも言います。

卵型で濃好色の魅力的な花です。
適度に甘いパイナップルとかバナナの香り
のような香りが漂っています。

この紅花唐種招霊(べにばなからたねおがたま)は、
神社などに神木としてよく植えてある大きな木、即ち
小賀玉の木(招霊の木)[おがたまのき]と同じ「科」の
モクレン科になっています。
ただし、より詳細な「属」で言えば、
「おがたま」は「オガタマノキ属」で、モクレンは「モクレン属」
です (後者も「オガタマノキ属」としてある場合がありますが。)
その程度の違いは現実の見た目にや香りにもあるようです。

さて、我が家の紅花唐種招霊は鉢植えです。
その木の高さは 40 cm 程で、
花の色は紅色で、紅色唐種招霊(べにいろからたねおがたま)です。
唐種招霊(からたねおがたま)には花色が、
紅色、黄色 黄白色 等 何種類かがあるようです。
ここに掲載した我が家の唐種招霊(からたねおがたま)は
紅色ですので、細かくは、紅花唐種招霊と呼ばれる種です。

この写真の花は全体が紅色をしています。
日本在来のオガタマノキの花は白い花弁に
その底部や周りがが紅紫色の花です。
また、中国原産のカラタネオガタマは黄色い花なのだそうです。

我が家の招霊(おがたま)の木の場合は、
葉は無毛で、葉先は尖り、葉に鋸歯はありません
これは日本在来の小賀玉の木と同様です。
しかし、花の色の付き方は在来のと異なります。

また、中国から渡来したカラタネオガタマでは、
葉柄に褐毛があるそうで、花の色は黄色
という点でも我が家の紅花唐種招霊と異なります。
紅花唐種招霊が産出された由来はどのようなものなのかは、
よく分かりません。

「おがたま」の名は「招霊=おきたま」から来たもようです。
霊を招くという意味で、
神社仏閣の庭によく植えられているのは、
この名に由来するのでしょうか。

 奥ゆかしい、落ち着いた、味深い、花です。
今年も一鉢に数10個の花を着けています。
保護のため挿し木した株にも花が着きました。

写真1 は、開花数日後の様子です。
まだ開ききっていない状態です。

写真2 はつぼみの状態で,
花の周囲も分かる光景です。葉の様子も分かります。

写真3 は、つぼみ1個を拡大撮影したものです。
ふっくらとした趣で
この内、外側の3枚は「がく」で、内側の3枚は「花弁」です。
形は鳥の嘴(くちばし)をおもわせます。

写真4 は開花1輪を拡大撮影したものです。
ただし、この写真は昨年撮影したものを
ここに拝借したものです。
花が開ききった状態の様子です。
紅色の6枚の花被(花弁)が花全体を包み込むように開き、
その中の緑色の雌蕊と白っぽい雄蕊群、
これら3者の形と色合いのコントラストが見事です。
雌蕊に茶色い点々がついていますが、
これがひとつひとつの雌蕊です。
雌蕊も多数あることになります。

もう少し詳細な昨年の記述と写真もあります。


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