紅花唐種招霊(べにばなからたねおがたま)

別名:唐招霊(トウオガタマ); 唐小賀玉 (トウオガタマ);
   ポートワイン; [単に]カラタネオガタマ;
   バナナブッシュ;バナナマグノリア;
   バナナノキ

我が家の庭で咲いている花


写真1 開花数日後
紅花k唐種招霊
写真2 花の周囲も取り込んで撮影
紅花k唐種招霊2
写真3 花を拡大撮影
紅花k唐種招霊3
写真4 蕾の様子
紅花k唐種招霊4
写真5 開き切った花
紅花k唐種招霊5
写真6 花が終わりかけ
紅花k唐種招霊6
撮影 --- 2024.4.24 ~ 5.8
このように育ててみました。

樹齢 --- 25年
環境 --- 鉢植え
日当り - 半日陰
----- 鹿沼土4:赤玉土3:腐葉土3
肥料 --- 春~秋に液肥3~4度
----- 普通、春~晩夏はやや多目
分類 --- モクレン科オガタマノキ属
原産地 - 中国
特性 --- 日当たり(花付きは良い)半日陰どちらでも育つ。
    日当たりの方が花付きは良さそう。
花言葉 -

花の様子・備考 ---

紅花唐種招霊(べにばなからたねおがたま)
の花です。
卵型で濃好色の魅力的な花です。
適度に甘いパイナップルとかバナナの香り
のような香りが漂っています。

この紅花唐種招霊(べにばなからたねおがたま)は、
神社などに神木としてよく植えてある大きな木、即ち
小賀玉の木(招霊の木)[おがたまのき]と同じ「科」の
モクレン科になっています。
ただし、より詳細な「属」で言えば、
前者は「オガタマノキ属」で、後者は「モクレン属」
です (後者も「オガタマノキ属」としてある
場合がありますが。)
その程度の違いは現実の見た目にや香りにもあるようです。

さて、我が家の紅花唐種招霊は鉢植えです。
その木の高さは 40 cm 程で、
花の色は紅色の唐種招霊(からたねおがたま)です。
唐種招霊(からたねおがたま)には花色が、
紅色、黄色 黄白色 等 何種類かがあるようです。
ここに掲載した我が家の唐種招霊(からたねおがたま)は
紅色ですので、細かくは、紅花唐種招霊と呼ばれる種です。

この写真の花は全体が紅色をしています。
日本在来のオガタマノキの花は白い花弁に
その底部や周りがが紅紫色の花です。
また、中国原産のカラタネオガタマは黄色い花です。

我が家の招霊(おがたま)の木の場合は、
葉は無毛で、葉先は尖り、葉に鋸歯はありません
(全写真を参照ください)。
これは日本在来の小賀玉の木と同様です。
しかし、花の色の付き方は在来のと異なります。

また、中国から渡来したカラタネオガタマでは、
葉柄に褐毛があるそうで、花の色は黄色
という点でも我が家の紅花唐種招霊と異なります。
紅花唐種招霊産出の由来はどのようなものなのかは、
よく分かりません。

「おがたま」の名は「招霊=おきたま」から来たもようです。
神社仏閣の庭によく植えられているのは、
この名に由来するのでしょうか。

 奥ゆかしい、落ち着いた、味深い、花です。
今年も一鉢に数10個の花を着けています。
保護のため挿し木した株にも花が着きました。

写真1は、開花数日後の様子です。
まだ開ききっていない状態です。

写真2 は花の周囲も分かる光景です。 葉の様子も分かります。

写真3は、1花を拡大撮影したものです。
紅色の花被6枚が見えます。
この内、外側の3枚は「がく」で、内側の3枚は「花弁」です。
合わせて6枚を「花被」と呼んでいるそうです。
この花被はかなり固く厚いものです。
花の中心からつき出ている緑色の棒のようなものは、
雌蕊の集合体です。
その付け根の辺りに茶色の短く細い触手のようなものが
多数ありますが、それらは雄蕊で、
多数の雄蕊が雌蕊の周りを取り囲んでいます。

写真4 は蕾の様子です。
固い花被に包まれてはいるが、
ふっくらと穏やかな雰囲気を醸し出し、
春野暖かみを感じさせてくれます。

写真5 は花が開ききった状態の様子です。
紅色の6枚の花被が花全体を包み込むように開き、
その中の緑色の雌蕊と白っぽい雄蕊群、
これら3者の形と色合いのコントラストが見事です。

写真6 では開花が少し終わりかけて、花被が半分程落ち、
雌蕊と雄蕊がむき出しになっています。
いよいよ花は終わり頃です。

園芸種の花・木の花の 目次ページ へ
山野草 はこちら
果実とその花 はこちら
Home top page へ