椿・蝦夷錦(つばき・えぞにしき)

別名:

我が家の庭で咲いている花


撮影 --- 2025.3.18 ~ 4.17
このように育ててみました。

樹齢 --- 28年
環境 --- 庭植え
日当り - 木漏れ日
----- 赤土主体、腐葉土若干
肥料 --- 春先に化成肥料1度
----- 自然の雨
分類 --- ツバキ科ツバキ属
原産地 - 日本、中国、東南アジア
特性 --- 水はけの良い酸性土で日当たりを好む。
花言葉 - 紅色:気取らない優美さ、
    白色:申し分のない魅力

花の様子・備考 ---

 大きな八重咲き (又は獅子咲き) の豪華に咲く椿です。
白地に濃紅の縦絞り~小絞りが通常の花です。
最近は毎年20~30輪も咲いてくれてます。

数年前から何種類かの枝変わりの花が
よく咲くようになりました。
今年も標準的な花以外に真っ赤な花と
それら両者が1輪の中に半々に分け合って
咲く姿の花も咲きました。

写真3が標準的な花で、
写真6が真っ赤な花、
写真8が標準と赤とが半々の花
です。

このように、成木になると種々の枝変わりの花が咲く
ようになるは椿・蝦夷錦の特徴のようです。

写真9から16には、雌蕊や雄蕊の姿が
よく分かるように拡大撮影したものを掲載しました。
雌蕊の柱頭が3裂した後、
各裂片が2裂して計6裂している様子が
よくわかります。
この事象は 先に掲載した椿・「土佐有楽」と全く同じよう
になっています。

写真15 と 16 は落花後に残った
雌蕊、萼片 と 雄蕊です。
雄蕊が数本残っているのが見られ、
一般の椿とは異なるように思います。

この椿、多重咲き(八重咲き)となっていますが、
椿は本来一重咲きなのだが雄蕊が花弁化しやすく、
花弁の数が増大して多重咲きとなっているようです。
雄蕊が花弁化しかかっている様子が写真6, 9, 10 に
見られます。
このような花弁は旗を立てているように見える
からでしょうか、それは旗弁(きべん)と呼ばれるようです。

園芸種の花・木の花の 目次ページ へ
山野草 はこちら
果実とその花 はこちら
top page へ

写真1 咲き始めの
標準的な蝦夷錦(えぞにしき)の花です。

椿・蝦夷錦

写真2 こんなに沢山咲いています。
  変わり種の赤い花も咲いています。


椿・蝦夷錦2

写真3 標準的な花 白地に赤い絞り。

蝦夷錦3

写真4 標準花の中に赤い花。

蝦夷錦4

写真5 標準的な花と赤い花が向き合って
  仲良く。


蝦夷錦5

写真6 赤い花を拡大撮影

蝦夷錦6

写真7 標準的な花とつぼみが
こんなに混み合って着いている。

蝦夷錦7

写真8 半分標準半分真っ赤の1輪
開きかけた蕾み。

椿・蝦夷錦8

写真9 雄蕊が花弁化している様子。


椿・蝦夷錦9

写真10 赤花も雄蕊が花弁化している。


蝦夷錦10

写真11 花中心部の様子
  多数の雄蕊と1本の雌蕊あり。

蝦夷錦11

写真12 雌蕊は3裂後各2裂して
  計6裂となっている。


蝦夷錦12

写真13 雌蕊柱頭6裂の様子

蝦夷錦13

写真14 雌蕊の付け根に子房が見える。
  萼や雌蕊の姿もあり、幻想的写像

蝦夷錦14

写真15 落花後残っている雌蕊・雄蕊・萼片

蝦夷錦13

写真16 落花後残っている姿
右上に伸びている太く長い雌蕊がよく分かる。

蝦夷錦14