我が家で咲いている花

クリスマスローズ・オリエンタリス

写真1 撮影3月1日 若葉と蕾(つぼみ)が同時に出現
クリスマスローズ
写真2 撮影3月13日 開花です。
クリスマスローズ2
写真3 撮影3月27日 数輪咲きました。
クリスマスローズ3
写真4 撮影3月22日 一輪を拡大撮影
 萼片(濃紅色の花弁のようなもの)は5枚です。
クリスマスローズ4
写真5 撮影3月13日 花の構造を調査
 ピンク色の花弁のようなものは萼片
 雄蕊(多数)は外側から成長。
 雌蕊は5本。本来の花弁は蜜腺となる。
クリスマスローズ5
写真6 撮影3月27日 花の構造。
 詳細は写真中に記載。
クリスマスローズ6
写真7 撮影4月3日 雌蕊5本が伸び出ている。
クリスマスローズ7
写真8 撮影4月9日 開花 後期
 雌蕊、太った子房、変色した萼(薄緑色) がある。
 雄蕊、蜜腺 はなくなっている。
クリスマスローズ8
写真9 撮影4月22日 雌蕊、雄蕊、蜜腺の数を
 数えてみた。 雌蕊5、雄蕊10、蜜腺10 と出た。
 雄蕊は外側の長く成長したものの数。
クリスマスローズ9
写真10 撮影4月9日 萼片の桃色は薄くなっている。
 日が経つにつれて薄くなり、遂には白っぽくなる。
クリスマスローズ8
写真11 撮影5月30日 この時期には、
 萼片は白っぽい淡黄色に変化している。
クリスマスローズ11
写真12 撮影5月30日 早く咲いた花。
 雌しべと子房は黒茶色になった。
クリスマスローズ12
写真13 撮影5月30日 遅く咲いた花。
 萼片は僅かにピンクが残り、子房は緑色がやや残っている。
クリスマスローズ13
写真14 撮影5月30日 雌蕊と子房を拡大
 黒い子房には種子ができたもよう。
 雌蕊6本は鮮明、種子も6個だろう。
クリスマスローズ14

別名、撮影日、草齢、環境、日当たり、土、肥料、水、
分類、特性、原産地、花言葉、感想 は下記にあります。


   別名 -----
   撮影 ----- 2025.3.1 ~ 4.9

   草齢 ----- 2年(鉢植え購入後)
   環境 ----- 鉢植えから今年早春に植え
   日当り ----やや良
   土 ------- 鹿沼土4:赤玉土3:腐葉土3
   肥料 ----- 植え付け時の化成肥料のみ
   水 ------- 普通
   分類 ----- キンポウゲ科ヘレボラス属 多年草
   特性 ----- 半日陰を好む。肥料は多くしない。水やり少なめ。
   原産地 ---- 地中海沿岸~中欧州
   花言葉 ---

  

  花の様子 感想

春めいた3月1日に蕾を見つけました(写真1)。
春が来たという感じで、心がときめきます。

蕾(つぼみ)を見つけて2週間後には、
開花しているのを見つけました(写真2)。
濃紅色の花は温かさを感じさせてくれます(写真3, 4, 5)。

クリスマスローズはやや変わった草花です。
花弁だと思うものは萼片です。
オリエンタリス種では、この萼片は濃紅色~ピンク色です(写真2~6, 9) が、
綺麗な赤い花びらだと思わされてしまいます。

実際の花びら(花弁)はどれなのだろうと思い、調べてみると、
それはもう花弁が変身して蜜腺(みつせん)になっている
のだというのです。

その蜜腺を探すのにもかなり苦労しましたが、
やっと見つけたのが、写真9 です。
多数の雄蕊とピンク色の萼片の間に挟まれて、
10個ほどが円輪をなして雌蕊や雄蕊を囲っている
黄色い塊のようなもの(10個)です。
雄蕊の葯は黄色いものが多いので、雄蕊と勘違いしてしまいます。
まだ100%これが蜜腺だと確信できませんが、多分間違いないと
思います。

この写真9 の中では、上記の蜜腺以外に、
雌蕊 、雄蕊 、萼片 の数も数えられます。
雌蕊は、中心部から伸び出ている細長い白いもの5本。
雄蕊は、雌蕊のすぐ外側から伸び出ている、
雌蕊よりもやや短い白いもの10本。

これらの雄蕊よりももっと短い雄蕊が、
これら雄蕊と雌蕊の間に多数存在すると思いますが、
それらしいものは見つかりません。
もしかして、成長の早い従って老化も早い外側の雄蕊は
全て落ち去っていて、
今見えている10本の雄蕊は、
遅く成長する内側の雄蕊であるのかも知れません。

受粉した後、雄しべと蜜腺(花弁)は落ち去ってしまい、
雌しべと子房と萼片が残ります。
その様子が写真8 で、しっかりと観察できます。
雌しべの基部にはふっくらと大きく膨らんだ子房が見取れます。
子房の後ろ側に広がった薄緑色のものは、
花弁のように広がった萼片です。
この花弁の外側(先の方)へ行くにつれて、
本来のピンク色が増しているのが少し窺えます。
写真10ではその様子がよくわかります。
そこでは、開花後1ヶ月も経っていますので、
萼片全体のピンク色が薄くなっています。

開花後の日にちがもっと経った状態が写真11, 12, 13, 14 です。
これらの撮影日は同じ5月30日です。
これらの花弁はもう白っぽくなっています。
写真13 が 12 よりもまだ少し赤味が残っています
写真13 の方が遅く咲いた為なのでしょう。

写真13では子房が膨らみきって、硬い感じさえします。
開花後写真13よりもっと日にちが経ったと思われる写真14では、
子房も雌蕊も茶黒くなっています。
この中では硬い種子ができていることでしょう。
雌蕊が5本ありますので、種子も5個入っていると想像します。

クリスマスローズは、花の期間が長く、変化もあり、
初春から初夏まで楽しませてくれるいい花です。


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