秋、やや涼しくなって露草が咲き始めました。
木陰で咲いています。
ものの本によると陽光を好むらしいですが、
我が家では木陰でよく育ちます。
道端でよく見かける何でもない花ですが、
よく見ると写真のように、清楚な素晴らしい花です。
青色の清らかさに何ともいいものがある
ように思います。
花蕊が変わった付き方をしています。
雄蕊が6本と雌蕊が1本ですが、
雄蕊の付き方が変わっています。
写真にも記入しましたが、
雄蕊は上部に3個(X字形と呼ばれる)、
中部に1個(Y字形と呼ばれる)、
そして、下部に2個(O字形と呼ばれる)、
と、計6個が3種(3カ所)に分かれています。
X字形とY字形とには受粉用の粉はなく、
直接の受粉には役立たないのです。
蝶や蜂を呼び寄せるためにあるのでしょう
下部のO形2本は、写真でも見られる
ように、長く伸び出していて
その先の葯には受粉の粉末があり、
その近くに伸びてきている雌蕊が
受粉でき易いようになっています。
また、各種の雄蕊は長さと形も異なって
います。
このような花蕊の付き方は寡少だと思います。
それに、花弁に於いても、
上の2枚は大きく広がって青色ですが、
下には1枚だけで、やゝ小さく
透明に近い白色です。
こんなところも変人(変花)です。
それにしても、ぱっと見には
何か引きつけられる素晴らしい花です。
バックミウジックを聞く
音量を小さくしてから ↓↓