ピンク色のやや濃い個性的な花です。
秋、花数の少なくなった時期に、
目立つ様子で咲きます。
赤く美しい5枚の花弁のように見えるものは、
萼片(がくへん)です。
原種は5枚ですが、交配種には30枚もの多数
のものもあるようです。
花の中心部緑色球状のものは多数の雌蕊(めしべ)が
寄り集まったものです(写真3 他)。
その外側の黄色い円輪状のものは
雄蕊(おしべ)の集団です(写真3 他)。
果実は長さ1~2㎜の痩果(そうか)*で、
白い綿毛に覆われており(写真8, 9)、
風に乗って散布されます(写真9)。
* 痩果(そうか) : 果実の付き方によって
多くの形態に分類されるが、
その内の1つの型に痩果と呼ばれる型がある。
その痩果の内容は、簡略には、
「果皮が乾燥して1個の種子を包み、裂開しない果実」
のことである。
秋明菊は、古くは、中国から渡来したもののようで、
日本で野生化したそうです。
その後、世界の多くの人が交配を重ね、
多数の交配種が生まれているということです。
白い花のものも我が家の庭で育っていましたが、
いつのまにか消えました。
花の色も多数あり、また、一重、八重 等のもの
もあるようです。
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