薄い紫色のおとなしい花です。
つつましく半日陰で咲いています。
野菊と言われている菊科の植物ですが、
その中では、
最も品のある花のように
感じます。
古い昔の万葉の時代から美味しいと言って
食べられた草です。
その美味しさのために嫁菜という名前が
着けられたようです。
これに対し、婿な(むこな)と言われる菜があります。
それは「シラヤマギク」ですが、
あまり美味しくない菜に着けられた名のようです。
この菜は切って食用にしていると、
後程また若芽が出てきて、何回かまた摘んで、
食すことができるようです。
またそのように何回か摘み取るほうが、
この植物にも分枝もよくし、株も増え、
摘み取る人にも摘み取られる植物にも
メリットがあります。
頭花は3 cm 前後で、基部の総苞は3列し、
外側の花びらは舌状花で淡い紫色をしている。
葉は緑色で互生して長楕円形または披針形だ。
葉の縁には鋸歯がある。
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