春先、やや暖かみを感じるようになった頃、
この木苺の芽が吹き出して来ます。
春早く芽を出す他の植物たちと同じ頃に
芽を吹き始めます。
その様子が写真1です。
芽が吹き葉が展開し始めてから 2, 3 週間後には、
白い清潔そうな花を咲かせてくれます。
その様子が、写真 2~4 です。
実をつけてくれる雌蕊(めしべ)が写真4, 5 に
写っています。
その雌蕊の先端即ち柱頭(ちゅうとう)が、
鮮明には分かりませんが、3裂しています。
種々の植物の花でよくある状況です。
その雌蕊の回りを多数の雄蕊が囲っています。
花は1ヶ月ほど次々と咲き、
その間に青い小果を太らせ、
黄色い実へと進化してゆきます。
黄色い実(写真6)ですが、
熟すとやや赤みを帯びてきます。
実の色が黄色いので「黄苺」
とも書かれるようです。
語源はこの「黄」にあるようです。
しかし、人の背丈よりも高い ”木 ”に
なる苺という方が親しめる
ように思います。
生まれ育った家の庭に生えていた子株を
もらってきて24年前に植えたものです。
子供の頃に食べたあの何ともいえない
甘酸っぱい味が懐かしく思い出されます。
草いちごと同様の味に加えて、
草いちごにはない独特のおいしい味がします。
3月下旬に咲き始めた花が1ヶ月も経たないうちに、
実を結び熟れます。
熟れ始めた後1か月以上毎日のように
何個かが熟れ続けてくれます。
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写真1 初春に出始めた芽です
写真2 木苺の花が咲き始めました(4月3日)。
写真3 まだ次々と咲き続けています(4月22日)。
写真4 1輪を拡大撮影
写真5 花蕊の部分 雌蕊が1本中心部にあり、
その雌蕊の先端「柱頭」は3裂しています。
雌蕊の回りを多数の雄蕊が囲っています。
写真6 黄色く美味しそうに実が熟れました。
沢山なっている時の写真を撮り忘れました。