我が家の果樹の花と実

苺(いちご)・あやか
八重ピンク花 の花と実


 別名:
 撮影  2025. 4.7, 5.11, 5.16

 写真1 4月17日 こんな可憐な苺の花が
 咲きました。
いちご1

 写真2 4月17日 1輪拡大撮影
 美しい八重咲きです。
いちご2

 写真3 4月17日 花中央部撮影
 花弁、萼片、雄しべ、花托、雌しべ が
 しっかりと写っています。
いちご3

 写真4 5月11日 艶のある赤いみが熟れました。
いちご4

 写真5 5月16日 数個の実が写っています。
いちご5

 写真6 5月31日 萼片を拡大撮影
 実の部分をもぎ捨てて撮影
いちご6

草齢、環境、日当たり、土、肥料、水、
分類、特性、原産地、花言葉、感想 は下記にあります。

   草齢 ----- 13年
   環境 ----- 鉢植え
   日当り ----やや良
   土 ------- 庭:赤土主体、 鉢:鹿沼土・赤玉土・腐葉土
   肥料 ----- 春~秋に液肥2~3度
   水 ------- 普通
   植替 ----- 3~4年に1度
   分類 ----- バラ科イチゴ属
   特性 ----- 日当たりを好む
   原産地 --- 中国南部
   花言葉 --- 雄弁

  

 A. 花と実の様子 感想

ピンク色八重咲きの美しい花です。
実はかなり赤の強い光沢の実です。
花観賞用の苺ではなくて、実も沢山成ってくれます。
食感も通常の苺と同じかそれ以上の美味しさです。

写真には、花の構造も掲載してみました(写真3、6)。
苺特有の花着きと実の成り方です。
花の中心部に花床(花托ともいう)があります。
これはほぼ円柱形をしていますが
先端では円形のボールのようになっています。
そのボール状を正面から見た様子が写真3です。

このボール状の表面に多数の小さい雌しべが着いています。
写真では、白色の または 茶黒い 点々とばらまかれている
状態のものです。
角度によって白かったり茶黒かったりとして写っています。
この雌しべが雄しべの花粉によって受粉すると
小さな実となり成長し、それにつれて花床も成長して
大きな苺の実1個になります。
多数の小さな実は花床の表面にくっついたままで、
食べるときに苺の実の表面に点々としたものが
多数見受けられるのがこの小さな実一つ一つです。
その様子が写真4にしっかりと写っています。

上記の受粉に貢献する雄しべは、上記のボール状の花托(花床)の
回りに多数存在します。
花托の周囲を取り巻いている白い棒状のものが多数(10本ほど)
見えますが、これが雄しべで、その先が茶色くなっています。
この茶黄色いものが雄しべの葯(やく)と呼ばれるもので、
沢山の花粉の集まりです。

この花粉が 蜂(はち)、蝶(ちょう)、風(かぜ) 等によって
雌しべ(の柱頭)に着けられて小さな実を結ぶことになります。

写真3で、雄しべのすぐ外側に緑色の葉っぱのようなものが見えますが、
これらは萼片(がくへん)の一部のようです。
苺を食べるときに、この萼片のことを「へた」と言って、
ここを指でつまんで実だけを口に入れるということになります。
写真4にも、この緑色の「へた」が着いている様子が写っています。

萼片(がくへん)の数を数えてみました。
よく分かるように、赤い実の部分をもぎ捨てて撮影しました。
それが写真6です。
これを見ると額片には3種類あるように思います。
写真の中にも記しましたが、
緑色で丸みのあるもの6枚、
白っぽく先がとがっているもの4枚
角張った薄紫色のもの2枚
の計12枚です。
但し、花によっては計10枚なんかもありました。
学問的にはどうなのでしょう。

写真3で、萼片の外側に広くピンク色に広がっているものは
花弁(の一部)です。花弁は花びらとも言っています。
写真2で、中心部から外に向かって広く広がっているピンク色の
部分も花弁です。

この花弁、通常の苺の場合は単衣(ひとえ)咲きで5枚だそうですが、
ここに掲載した苺の花は八重咲きなので5枚以上で10枚以上も
ありそうです(写真2参照)。
上記の萼片の数と対応するのでしょうか。
それなりに雄しべの数も多い(写真5)ように思います。


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