合歓(ねむのき)別名:夜合樹、ねぶのき、こうか我が家の庭で咲いている花
写真1 合歓(ねむのき)の咲き始めです(5月27日)。
![]() 写真2 咲いているもの、すぼんでいるもの、 ![]() 写真3 いい感じで咲いています(6月16日)。 ![]() 写真4 数個を拡大撮影(6月16日撮影)。 ![]() 写真5 夕方沢山咲きました。 ![]() 写真6 頭状花序の中心から、筒状の「頂生花」 ![]() 写真7 頂生花の根元に萼があり、 ![]() 写真8 夕方、眠りについたような閉じた葉 ![]() 写真9 これも夕方の写真です。 ![]() 写真10 雌しべがしっかり伸び出ている様子 ![]() 写真11 蕾が花となる様子です。 ![]() このように育ててみました。 樹齢 --- 26年 環境 --- 庭植え 日当り - やや良 土 ----- 赤土主体 肥料 --- 春~初夏に液肥2~3度 水 ----- やや多目 分類 --- マメ科ネムノキ属 分布 --- 特性 --- 日当たりを好む。 花言葉 - 花の様子・備考 --- 合歓木(ねむのき)花は、面白い花です。 細い糸状の魅力的な花です。 繊細かつ華やかな花です。 この花は、頭状花序(とうじょうかじょ)で その花序は約20個の花からなっています。 細長く糸のように伸び出しているのは雄しべの花糸です。 その花糸の先に黄色い花粉を出しているものが、 雄蕊の葯(やく)です。写真7にはっきりと見られます。 萼(がく)や花冠は筒状で小さく目立ちません。 根は根瘤菌と共生するそうで、痩せ地でも育つようです。 合歓(ねむのき)は、夕方に、花を開き葉を閉じる 面白い花木です。 花の構造も一般の花とはちょっと違います。 花冠(花弁全体)(花びら全体)は開かず筒状のまま。 その筒状の花冠は2種類あり、「頂生花」もしくは「側生花」と呼ばれています。 それらの筒状花冠の先からは雄蕊の合着体が筒となって 伸び出ています(写真6,7参照)。 その筒の先から、雄蕊が、頂生花の場合には放射状に、 側生花の場合には円錐状になって、吹き出ています(写真6,7参照)。 また、頭状花序の一つの花軸からは、15個程の花柄が出ていて、 それらの花は時間を異にして開花していると思われます。 その様子を写真11に掲載しました。 その写真では、まだ硬めの蕾(1)、開きかけの蕾(3)、そして、 かなり開きかけた花(2)、の様子が窺われます。 これらは、時間を少しずらしながら開花して行くのでしょう。 この花の変わった様子のもう一つは、雄蕊と雌蕊の成長時期の 違いです。 雌しべよりも先に雄蕊が成長して、雄性先熟となっています。 だから、多数の蕊の中から雌しべを見つけようとするとき 雄蕊が伸び出て1,2日後に、花をしっかり見れば、 雄蕊がくしゃんと垂れ下がり、雌しべが勢いよく突き出て いるので、雌しべを見つけるのが容易です。 その様子を撮影したのが写真10です。 そこでは、雌しべがしっかりと伸び出ていて、 雄蕊との区別が容易にできます。 園芸種の花・木の花の 目次ページ へ 山野草 はこちら 果実とその花 はこちら Home top page へ |