椿・土佐有楽(とさうらく)
  (寺田虎彦邸)

別名:寺田寅彦邸 (僕が仮に付けていた花名)

我が家の庭で咲いている花


写真1~5 我が家の土佐有楽

写真1 我が家の土佐有楽 咲き始め
 撮影2024.2.4
椿・土佐有楽
写真2 我が家の土佐有楽 拡大撮影
 写真中の「椿・寅彦邸」は仮名
椿・土佐有楽2
写真3 我が家の土佐有楽 やや斜め横から
椿・土佐有楽3
写真4 我が家の土佐有楽 鉢植え全体像
 写真中の「椿・寅彦邸」は仮名
椿・土佐有楽4
写真5 我が家の土佐有楽 蕾(つぼみ)を撮影
椿・土佐有楽5

写真6~12 寺田虎彦邸の土佐有楽

写真6 寺田虎彦邸 土佐有楽
 開花している1花 撮影2024年4月1日
この後の虎彦邸の写真撮影は全て4月1日
椿・土佐有楽6
写真7 虎彦邸 土佐有楽
 この時期(4月1日)まだ数個開花
椿・土佐有楽7
写真8 虎彦邸 土佐有楽 木全体像
椿・土佐有楽8
写真9 虎彦邸 土佐有楽 上向き開花
椿・土佐有楽9
写真10 虎彦邸 土佐有楽
 まだ蕾も数個あり
椿・土佐有楽10
写真11 虎彦邸 土佐有楽
 木の頂上付近に1花
椿・土佐有楽11
写真12 虎彦邸 土佐有楽
もう一株の土佐有楽 全花落花状態
椿・土佐有楽12

写真13~14 我が家の土佐有楽

写真13 我が家の土佐有楽 撮影2024.4.1
 残り3花の内の1花
 上記の虎彦邸土佐有楽椿と同日撮影
椿・土佐有楽13
写真14 我が家の土佐有楽 残り3花の状態
 撮影2024.4.1
 上記の虎彦邸土佐有楽椿と同日撮影
椿・土佐有楽14

写真15~19 牧野植物園 土佐有楽

写真15 牧野植物園 土佐有楽 撮影2024.4.4
 牧野植物園でも椿・土佐有楽が
 咲いていました。
椿・土佐有楽15
写真16 牧野植物園 土佐有楽 撮影2024.4.4
 牧野植物園でも、椿・土佐有楽は、
 残り数花でした。
椿・土佐有楽16
写真17 牧野植物園 土佐有楽 撮影2024.4.5
花は高い所にしか残っていないので、
1花を大きく撮影するのが困難だったため、
明くる日にもう一度少しいいカメラで撮り直しました。
拡大撮影で何とか見られる程度に撮れました。
尚、地表に落花していた花の直径を測ると、
約 8 cm でした。
椿・土佐有楽17
写真18 牧野植物園 土佐有楽 撮影2024.4.4
 椿・土佐有楽の木全体を撮影
 写真画面中央の木です。
 人の背丈の 2.5 倍程あります。
椿・土佐有楽18
写真19 牧野植物園 土佐有楽 撮影2024.4.4
 椿・土佐有楽の説明書き標識です
 寺田寅彦邸の椿・「土佐有楽」の枝を
 挿し木したもの等の説明書きが書かれています。
椿・土佐有楽19
撮影 --- 2024.2.4 ~ 2.28、 4.1~4.5
このように育ててみました。

樹齢 --- 5年
環境 --- 鉢植え
日当り - 半日陰
----- 鹿沼土40:赤玉土30:腐葉土3
肥料 --- 化成肥料少し 挿し木2年目の3年前に1度
----- やや多目
分類 --- ツバキ科ツバキ属
原産地 - 日本、中国、東南アジア
特性 --- 半日陰、水はけ を好む。
花言葉 - 紅色:気取らない優美、白:申し分のない魅力

花の様子・備考 ---

我が家 ピンク色の椿 土佐有楽?

一重の柔らかいピンク色の花が咲きました。
約5年前に挿し木したのが、
明くる年に開花し、
その次の年は、花が付きませんでした。
そのまた次の昨年度は、開花となりました。

今年は20個ほど沢山の花が付き、
暖かくなり始めた春を楽しませてくれています。
2月の開花最盛期の様子を写真1~5に掲載しました。

2月上旬から咲き始め4月1日の今日も
まだ3輪咲いてくれてます。
その写真も写真13, 14 に載せました。

我が家のこの椿は、下記のような椿です。
即ち、
高知市の寺田虎彦邸に植わっている椿の
(その挿し木で育った?)枝だと言われて頂いた
その小さな枝を挿し木して根付いたものです。
寺田虎彦が好んでいた椿の種類なのかどうかは
分かりませんが、おとなしい桃色の素晴らしい花です。
我が家のこの椿は、
寺田寅彦邸にある椿「土佐有楽(とさうらく)」
と同じ品種だろうと思います。

寺田寅彦邸 の椿「土佐有楽」

寺田寅彦邸の「土佐有楽」椿は、
寅彦のお父さんが東京から持ち帰った椿「有楽(うらく)」
であると言われていました。
しかし、持ち帰った花「有楽」と、現在寅彦邸にある花とは
花の色や形、雰囲気はよく似ているが、寅彦邸の花は
「有楽」よりもやや大きな花であるようで、
「有楽」と呼ばず、「土佐有楽(とさうらく)」と呼んでいる
ようです。

現在も、寺田寅彦邸の庭中央辺りに健在のようです(写真12)。
その花を確かめるために、昨日(2024.4.1)、
寺田寅彦邸(寺田寅彦記念館)[高知市小津町]へ行って
きました。

記念館の案内人の方から説明があり、
中央辺りの土佐有楽の木は、もう全ての花を落とし、
1花もない状態だけど、裏庭に同じ土佐有楽椿があり、
それには、まだ数花が残り咲いているし、
蕾も1個あります、とお教えいただきました。

その土佐有楽を撮影したのが写真6~12です。
これらの花と、我が家の土佐有楽だろうと思われる
写真1~5 及び 13~14 の花とは非常によく似ていると
思います。

我が家のこの椿の品種 「土佐有楽」?

上記及び下記のことから、
我が家のこの椿の品種を一応「土佐有楽」と
呼ぶことにしました。
上記のことと挿し木用小枝を頂いた経緯をも合わせ考えると、
ほぼ間違いなく土佐有楽だと思われます。

尚、我が家の花の直径は、しっかり開いた状態で、
殆どどれも 8 cm でした。
寅彦邸のそれも、牧野植物園のそれも、約 8 cm でした。

「有楽」という花名の由来

有楽の花名の由来のことですが、
それは、織田信長の頃にさかのぼります。
茶人千利休の門下であった、信長の弟である織田有楽斎
(織田長益)がこの花を大変好んでいたことにより、
彼の名に因んで名付けられた椿花なのだそうです。
花や茶の湯に親しんでいた信長にとっても喜ばしい
命名であったことでしょう。

寅彦の父寺田利正は、多くの趣味を持っていたようですが、
茶道にも精通していたということもあり、
茶花にも大変向くこの花を好んだのでしょう。
高知への帰郷(明治15年1月)の際、
この椿を持ち帰ったというのも十分うなずけます。

牧野植物園 の椿・土佐有楽

この椿の枝を、高知県立の牧野植物園でも、挿し木して、
今は、素晴らしい土佐有楽の花を毎年咲かせている
とのことです。

そこで、今日(2024.4.4)、牧野植物園へ行ってきました。
今となっては、ここでも、土佐有楽の殆ど全ての花は終わり、
あと数花しか残っていませんでした。
この時の写真を写真15~19に載せてあります。
ただし、写真17は明くる日の4月5日に撮り直したものです。
我が家の土佐有楽?、寅彦邸の土佐有楽、牧野植物園のそれ
は、ここに掲載した写真や記述からしても、
全て同じ土佐有楽のようです。


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