山茶花(さざんか)・獅子頭(ししがしら)

別名:

我が家の庭で咲いている花


写真1 開花し始め
山茶花
写真2 品良く開花 花弁(花びら)多重
山茶花2
写真3 数輪開花 蕾多数
山茶花3
写真4 全開 花弁多重 雄蕊多数
山茶花4
写真5 写真4の蕊(しべ)部を拡大
山茶花5
撮影 --- 2022.11.24, 12.7, 12.29
このように育ててみました。

草齢 --- 40年
環境 --- 庭植え
日当り - 良
----- 赤土主体
肥料 --- 春先に化成肥料1度
----- 自然の雨
分類 --- ツバキ科ツバキ属
分布 --- 四国西南部、山口県、九州、沖縄
特性 --- 水はけの良い、日当たまたは半日陰を好む。
花言葉 - 赤色:謙譲、白色:理想の恋

花の様子・備考

赤桃色の山茶花(さざんか)の花です。
やや豪華な花が10月から咲き続けています。
12月から1月下旬が最盛期です。
寒い冬にお祭のようににぎやかに咲く赤い花は
温か味を感じさせてくれます(写真1~5)。

サザンカは日本で生まれ育てられた日本特産の
花木なのだそうです。
日本従来の野生のサザンカは一重の白色花なのだ
そうです。
それが改良されて、種々の色合いの花を咲かせる
ようになったのです。

ここに掲載した山茶花(サザンカ)は獅子頭(ししがしら)
と呼ばれる品種で、これが元となって派生した山茶花を
カンツバキ群と呼ばび、それはまた関東では
「寒椿」とよんでいるもののようです。
雄ずいの多くは花弁に変わり、八重、千重、獅子咲きなど
華やかな咲き方をする品種が多いようです(写真2, 4)。

山茶花の花には100本前後の雄蕊(おしべ)があり(写真5)、
それらに囲まれた中心に雌蕊(めしべ)が
1本だけあります(写真5)。
その雌蕊の先(柱頭)は3裂しています(写真5)。

山茶花も椿と同じツバキ科ツバキ属に属します。
山茶花と椿の区別は些細なところで異なります。


山茶花 と 椿 の違いの基本的なことを下に記す。

(1) 外観上の相違
 椿:  (a)原則として赤花、  (b)春咲き、
     (c)茶筅型咲き(筒咲き)、(d)雄蕊は花弁と一緒に
                  散り、雌蕊だけ残る
 山茶花:(a)原則として白花、 (b)秋から冬咲き、
     (c)梅芯型咲き、   (d)雄蕊と花弁は
                 ばらばらに散る。

(2) 葉の相違
 椿:  (a)葉は大い、  (b)ほとんど無毛
 山茶花:(a)葉は小型
     (b)葉柄から主脈にかけて褐色の毛が密生する。


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