椿・宝珠(つばき・ほうしゅ)

別名:

我が家の庭で咲いている花


 写真1 撮影3月13日
宝珠咲きとなっている。
宝珠
 写真2 撮影3月15日
宝珠咲きとなっている。
宝珠2
 写真3 撮影3月18日
宝珠咲き。
宝珠3
 写真4 撮影3月17日
 上部の1花はややピンク色(光が当たる)
 下部2花はほぼ純白(光が当たっていない)
宝珠4
 写真5 撮影4月17日
僅かに宝珠が残っている。
宝珠5
 写真6 撮影4月27日
 千重咲きとなっている。
 日陰の加減で中央部は薄黄土色
宝珠6
撮影 --- 2020.3月 13, 15, 17, 18; 4月17, 27
このように育ててみました。

樹齢 --- 16年
環境 --- 鉢植え
日当り - 半日陰
----- 鹿沼土4:赤玉土3:腐葉土3
肥料 --- 春先に化成肥料1度、春~夏に液肥2~3度
----- 乾燥時期にはやや多目
分類 --- ツバキ科ツバキ属
原産地 - 日本、中国、東南アジア
特性 --- 半日陰の排水の良い所を好む。。
花言葉 - 白色:申し分のない魅力、紅色:気取らない優美さ

花の様子・備考 ---

心(こころ)にすっと引き付けられる花です。
ほぼ純白の清潔そうな趣です。
この椿の品種は宝珠(ほうしゅ)だと思います。
2003年頃に「羽衣」の札が付いていた鉢植えを買ったのですが、
この花を見ると、まずは「羽衣」ではない、と思います。
色々とよく調べてみた結果、まず間違いなく「宝珠(ほうしゅ)」
だと思います。
1965年に富山県雪椿同好会で命名された品種です。
宇治市植物公園にある、これと同様の椿は宝珠(ほうじゅ)と呼
ばれているみたいです。
上記「ほうしゅ」と「ほうじゅ」は、基本的には同じ品種のよう
に思います。
ここに掲載した6枚の写真を見ると「ほうしゅ」と「ほうじゅ」
のどちらも、この6枚の写真にあります。
この6枚の写真は、一本の鉢植えの木に咲いた花の写真です。
その花の撮影日が3種類ですが、撮影日が異なると、各花は
それぞれ少し違った花に変化しています。
開花して早い時期には「ほうしゅ」の様(さま)ですが、
後ほどは「ほうじゅ」の様(さま)となっています。
こんなことからして、「ほうしゅ」と「ほうじゅ」は同じ品種
の椿だと確信します。
もっと正確厳密には DNA 遺伝子情報を調べてみないといけない
でしょうが。
「ほうしゅ」は ”移り白”です。
ただし、ここに掲載した上から4番目の写真では、
3個の花の内、下部の2個はほぼ純白ですが
上部の1個は極淡桃色となっています。
この色の違いは移り白のためではなく、光線の違いによるものです。
上部の1輪には夕方の太陽光線が当っていますが、
下部の2輪には当たっていません。
光の差による(発)色の違いなのです。
3輪全部を同一の光線具合にすると、3輪すべて同色となります。
花だけではなく各種物質物体も光線のあんばいによって色合いも
少々(ものによっては大きく)変わるものです。
勿論、光線の当る強さ、角度、方向にもよって花の色は変化します。
理屈はさておき、千重~宝珠咲の清潔なこのすばらしい花が、
我が心を清めてくれます。


園芸種の花・木の花の 目次ページ へ
山野草 はこちら
果実とその花 はこちら
Home top page へ